ビジネスマンが会社訪問する際も、グルメな消費者が飲食店を訪れる際も、まずは下調べとして情報収集をします。
その際、いくら検索してもWebサイトが見つからない場合は、情報収集ができません。その結果、もう閉業してしまったのか?と誤解されかねません。
現代では、インターネット上に情報が存在しない事は、リアルでも存在しないという認識を与えかねないのです。
そのためにも、Webサイトを用意して存在をアピールするのが妥当だと考えらえます。
Webサイト作成の一般的な流れ
STEP1 Web制作会社を選ぶ
まずは、Web制作会社を選びましょう。
Webサイトを制作する会社ですから、基本的に自社のWebサイトも公開している場合がほとんどでしょう。
Webサイトの中で制作料金を掲載している企業もありますが、掲載していない企業もあります。
掲載していない場合には、各社にメール、TELで問い合わせて料金を確認するのも良いでしょう。また相場を知るためにも1社だけでなく、複数の企業から情報収集をすると良いでしょう。
STEP2 Web制作会社との打ち合わせ
Web制作会社の営業担当者と、打ち合わせを行います。
場合によっては、Webサイト作成を担当するWebデザイナーと直接打ち合わせをするケースもあります。
ここでは、どのようなWebサイトにしたいのか構成とサイトイメージを伝えてください。まず、構成というのは、一般的なWebサイトを例にすると下記の通りになります。
- トップページ
- 会社概要
- 製品情報
- 採用情報
- お問い合わせ
よくある会社サイトの構成例としては、このような感じになります。
Webサイトは、何ページで、誰をターゲットに、どのような情報を記載し、どのような機能を利用したいのかなど、わかる限り伝えてください。
これらは、打ち合わせを経て変わっていくかもしれませんが、原案があると無いとでは、お互いの認識合わせの上で格段に違ってくると思います。
サイトのイメージというのは、例えば「明るい」のか「暗い」のか、「暖かい」のか「冷たい」のか、「大衆的」なのか「高級感」があるのかなど、自社のキャラクターやコンセプトを伝えるために必要な場合があります。
また、このタイミングで、サーバーの構築やドメインの取得をするケースが多いです。事前にどんなドメインにしたいのか、複数案を準備したほうが良いでしょう。
また、全体スケジュールや、納期、契約金額もこの段階で決定することが多いでしょう。
STEP3 Webサイト制作
前述の「STEP2」の打ち合わせ内容を踏まえて、実際にWebサイトを作成します。
STEP4 検品(修正対応)
Webサイト作成が完了した段階で、納品前に完成品を確認します。ただし、作成中に都度確認していくケースも多いと思うので、完成した時点では、最後に提出された部分の確認になることもあると思います。
この時点で気になる点があれば、Web制作会社に伝えてください。軽微なデザインの修正などは、大きな仕様の変更がない限り追加料金はかからないことが多いと思います。
確認後、問題がなければそのまま納品(サイトの公開)という形になります
STEP5 納品
検品して問題がなければ、ここで納品(サイトの公開)となります。
以降の作業は、基本的には追加料金がかかるケースが多いです。また、Webサイト更新のために必要なマニュアルなども、Webサイトと一緒に納品してもらうようにすると安心です。
Webサイト作成を依頼する際、依頼主が準備しておくもの
- Webサイトで利用したい写真や画像
- 会社概要など、説明文
- ドメイン名
写真や画像、サイト内に掲載する文章は、基本的にWebデザイナーの業務範囲「外」となるケースが多いようです。
Web制作会社が文章や画像準備を請け負う場合には、サイト作成費用とは別途で費用がかかるでしょう。
自社で用意できない場合は、Web制作会社とは別の外注先に依頼して用意しておく方法もあります。その方が、多少負担が軽減されるかもしれません。
大手Web制作会社にWebサイト作成を依頼するメリット・デメリット
大手Web制作会社にWebサイト作成を依頼するメリット
- サポートが充実している
- 品質が安定している
大手Web制作会社は全国的にサービスを展開している事も多く、自社独自のWebサイト作成ノウハウや教育ノウハウを有しているため、品質が安定していることが多いようです。
大手Web制作会社にWebサイト作成を依頼するデメリット
- 制作コストが割高
- 営業担当経由でWebデザイナーに要望を伝えると、コミュニケーションエラーが発生する場合もある
メリットの裏返しになってしまいますが、全国展開している場合、どうしても営業担当や、Webデザイナーを抱え教育するコストがかかってしまうため、それを回収するために制作費用が個人や中小企業のWebに制作会社に比べると割高になってしまいます。
またWebデザイナーが又聞きで作業を進めてしまう場合、認識のズレが発生してしまう事もありえます。
個人Web制作にWebサイト作成を依頼するメリット・デメリット
個人Web制作にWebサイト作成を依頼するメリット
- 制作コストが割安
- Webデザイナーと直接打ち合わせができる
依頼主とWeb制作者の間に介在するものが無いので、コスト面ではマージンがかからないので割安になる可能性があります。
また、コミュニケーションの面でも直接やりとりができるため、サイトイメージや細かい要望も伝えやすくWebサイトの仕上がりへの満足度は大手Web制作会社よりも高い傾向にあります。
個人Web制作にWebサイト作成を依頼するデメリット
- 担当するWebデザイナーによっては低品質
- 依頼する側も一定の知識が必要
デメリットに関しては、依頼するフリーランスのWeb制作者によってはスキルの差があります。
また、例えばWeb制作者がデザインだけに特化している場合、サーバーの構築などITの周辺知識が乏しいことがあるかもしれません。そうした場合は、依頼主が少し学習して解決できる事ならば、一緒に作業するつもりで取り組んでみてもよいでしょう。
また、Web制作者が自身の技術力をカバーするために横のつながりを持っていることも多く、部分的には複数人で作業することもあります。
結局、大手Web制作会社と個人Web制作のどちらにお願いすればいいの?
コストパフォーマンスやスムースなコミュニケーションを求めるなら、個人Web制作をおすすめします。
個人Web制作に依頼するデメリットを解消するためには、以下の2点を行う方法があります。
- ポートフォリオ(作品集、実績集)の提出を求める
- 職務経歴の確認
「ポートフォリオの提出を求める」これを行うことによって、ある程度Web制作者のスキルを見分ける事ができます。
「職務経歴の確認」を行う事で、過去にIT企業に勤めているようなWeb制作者であれば、最低限必要な周辺知識も有している可能性が高いと思われます。
まとめ
大手Web制作会社に依頼するメリットは、サポートが充実している、品質が安定していること。個人Web制作に依頼するメリットは、制作コストが割安なこと、Webデザイナーと直接打ち合わせができること、などだと思います。
コストパフォーマンスやスムースなコミュニケーションを求めるなら、個人Web制作をおすすめします。